看護学部
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卒業生メッセージ
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看護師
印象に残る授業?実習
「スペシャリストの先生」が付き添い、すごくいい環境で実習させてもらった
印象に残っているのは、3年生の生涯広域健康看護実習です。臨床の場に長い期間出向き、一人の患者さんを、長い間、じっくりと受け持つので、本当にドキドキしたし、どうしていいか分からないという所もたくさんありました。けれども、「その領域のスペシャリストの先生」が、実習の間、付き添ってくださり、自分が困っていることを整理してくれて、話しを聞いてくれました。臨床経験もあって、研究もしている先生が話を聞いてくれて、アドバイスもしてくれる。病院のスタッフの人とも調整をしてくれるので、いま思うと、すごくいい環境で実習させてもらっていたことに気づきました。今、病院で働く中で、実習に来ている看護学生さんを目にしますが、いっしょに先生と悩んでいる姿をみると、私は「すごくいい環境で実習させてもらった」と、就職してから思いました。
「看護づけ」から離れた「哲学ゼミ」で経歴の異なる同級生と過ごした
4年生の総合ゼミで、哲学ゼミを選択しました。「看護づけ」の日々からちょっと離れて、哲学に興味がある人たちが集まって、看護以外の話しをしたりするのが楽しかったです。そこで仲良くなった人たちとは、今も連絡を取ったりしています。先生の見た映画のお話しを聞いたり、先生の行った美術館のお話しを聞いたり、先生の書いた本を読んで意見を交わしたりしました。
ゼミの仲間は、芸術大学に進学し、「私のやりたいのはこれじゃない」と思って「看護のアート」に来た人とか、東京大学を卒業して色々経験を積んで看護に来た人など、多様な経歴を持つ人たちでした。そのような方たちと話しをしていると、そんな考え方があるんだなと思ったりして、大学らしい感じがしました。深い教養をお持ちの先生や、経歴の異なる同級生たちと「看護以外の話しができる場」があったことは、とても新鮮で思い出に残っています。高校生や後輩に一言
自分のやりたい所を、徹底的にサポートしてくれる大学
自分のやりたいたいと思うものが、看護師、保健師、助産師、養護教諭と、いろいろあると思います。この大学は、自分のやりたいたいと思うことを、徹底的にサポートしてくれます。この大学に入ったら、色々な選択肢の中で、自分のやりたいところを、広く、深く、勉強できるので、頑張って入ってきてほしいと思います。
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保健師
この大学で学べてよかったこと
先生が実習先まで付き添うから、
学生もくじけずに、最後まできっちり実習ができた実習の時、先生方が実習先まで付き添って来てくれました。この大学はその「手厚さがすごかった」という事に気づきました。他の大学出身の方と話しをても、そこまで付き添ってくれる先生はいなかったと聞きます。今は実習を受け入れる側ですが、「あれ今日、先生おらへんの」という感じの学校があります。兵庫県立大学は、先生が実習先まで付き添って来てくれるので、学生もくじけずに、最後まできっちり実習ができていたのだと、今になって思いました。
印象に残る授業?実習
これから働き方が変わり、看護師同士の国籍も、相手の国籍も変わる
私がこの大学を選んだ理由は、南 裕子 先生が学長だったり、近田 敬子 先生が兵庫県看護協会の会長だったりして、すごい先生方がいっぱいいらっしゃるからでした。大学院博士課程まであり(当時はあと5校ぐらいしかなくて)、博士課程があるということは、しっかりした先生方がたくさんいると思い選びました。
その南先生が、これからは「フィリピンやインドネシアから介護福祉士や看護師を受け入れる」 「これから働き方が変わるんだ」と講義で話していたことを憶えています。今、どこの自治体も同じだと思いますが、日本語が話せない人が転入し、ルーツが日本ではない患者さんや市民の方が増えてきています。そのような方に、日本の考え方を一方的に押し付けてもダメですし、難しさがどんどん表面化してきてる中で、仕事しなければならないということを実感しています。講義で聞いた、看護師同士の国籍も変わるし、相手(患者)の国籍も変わるというお話しが、現実の社会の中で日々の課題になってきています。高校生や後輩に一言
「地域の視点を持った看護師」になれる貴重な大学
保健師と看護師の両方の資格が取れる大学が限られてきている中、4年間で地域のこともしっかり学べる大学は貴重だと思います。この大学は開学の時から「看護が大好きな先生」が集まっている大学でした。「看護の中で見ないといけない所はこれだ」「一番大事な所はこれだ」という看護の視点を育てていける、いい大学だなってすごく思います。後輩の話しを聞いていても、今も教育の根底は変わっていないのだなと感じます。
4年間で保健師まで学ぶのは大変だと思うかもしれませんが、幅広い視点を持った状態で、地域の視点をしっかり持った看護師として働けるという意味では、すごく大事な課程を学べる大学だと思うので、選択肢の一つ入れてもらえたらと思います。 -
助産師
この大学で学べてよかったこと
助産師でも「保健師の知識」が強みになっている
私は助産師として働いています。例えば、退院して地域に戻ることに不安のある人がいると、病院に保健師さんが来て保健師面談を行うことがあります。私自身が保健師の資格を持っていて知識があるので、保健師さんが地域でどういうことをしてくださるとか、(その人と)どういうつながりを持ってくださるかとか、地域の包括的なつながりとか、多職種連携をする際に、保健師の知識が強みになっていると感じています。地域のことを見ていると、「いずれは地域に帰りたい」という思いが出てきたりもします。
この大学は、助産師、保健師、看護師の3つの資格に加えて、さらに養護教諭二種もとれます。就職した後でも色々な選択の幅を広げられるという所は、本当にこの大学で良かったと思っています。ちなみに勤務先の同期は8人いますが、保健師の資格を持っているのは私だけでした。勤務先で保健師、助産師、看護師の3つの資格を持っている人は、兵庫県立大学出身者しかいません。高校生や後輩に一言
「一般教養」も、「ドキドキした経験」も、今やってることは無駄ではない
高校生の方は、進路ですごく悩まれていると思います。また1回生の方は、多分これから先どういう授業や実習が待ってるのか、ドキドキしている時期かと思います。その緊張感も貴重な経験で、実習も一番最初は緊張しますが、患者さんと関わって楽しいっていう気持ちにもなれます。授業も大変でしたが、それを実習で生かせた時に、学んで良かったと思いました。これから色々なことを経験されると思いますが、そのひとつひとつを、大事にしてほしいです。一般教養を学んでいると、看護に通じる所が見出せないと思うかも知れませんが、学んだこと全てが生かせる場面が訪れます。今やってることは無駄ではないので、一個一個、頑張って欲しいと思います。
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養護教諭
この大学で学べてよかったこと
医療に関する知識の広さと深さで、一人配置でも自分に自信が持てる
養護教諭一種の資格を4年で取得できる看護系の国公立大学は、関西では少ないです。ほかの大学では、看護学部で保健師の資格が取得できても、養護教諭一種は取れず、プラス1年かけて大学に5年通わないといけなくなります。あるいは養護教諭として働きたい場合、二種免許で働くことになります。看護師、保健師、養護教諭一種を4年で取るのは大変でしたが、とてもありがたかったです。看護をしっかり学びながら、養護教諭一種免許を取れるのは、この大学の強みだと思います。
教育学部出身の養護教諭の方と比べると、病院実習も全部こなし、看護師国家試験もクリアした上で働いているので、「医療に関する知識の広さと深さ」が全然違うと感じています。学校では養護教諭は専門職として一人配置になりますが、一人でも不安がなく自分に自信が持てます。医療についてしっかり勉強しているので、根拠をもって説明できるのは、教育学部出身者との大きな違いだと思います。キャンパスライフの思い出
世界の看護を知る機会が多く、見識が広がる
この大学で国際看護サークルに入りましたが、社会人入学で日本語学校の講師をされている同級生がいたりしました。また大学でも、世界の看護を知る機会が多くあって見識が広がりました。例えば、私は、香港理工大学との交流に、一週間程、行かせてもらいました。香港理工大学の学生さんと交流し、私達は今こんなことを学んでいるというプレゼンをしたり、違う国の人たちと看護やこれからの医療についての話しをする機会がありました。国際的で、世界に広がる看護が学べて、自分の世界も広がるような経験をして、すごく楽しかったです。その他にも、「フェアトレード」など、様々な取り組みが世界で行われている事を初めて知り、世界的な視野が広がったと感じました。この大学は国際的な大学なんだという印象を持ちました。
高校生や後輩に一言
この大学で学んだことは、養護教諭の実践の強みになる
私は高校の時から養護教諭を目指して、4年で取れることから兵庫県立大学を受験しました。看護学部なので、特に「質の高い看護」や「包括的な看護」を学べたと思います。4年で養護教諭一種を取るのはとても忙しいですが、この大学で学んだことは、その後の養護教諭の実践の強みになりました。看護学部なので、良い看護を学べる場ではありますが、養護教諭を目指す上でも、良い学びの場だと思います。選択肢の一つとして選んでいただいて、ゆくゆくは学校現場に来てもらえたら嬉しいです。
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助産師
大学院修士課程修了 母性看護専門看護師(CNS)
他大学出身者から見た「兵庫県立大学」の印象
助産師養成課程の専任の先生が揃い「指導の厚さが違う」
助産師養成課程の専任の先生が、こんなに揃ってるんだっていう所に驚きました。母性看護と助産養成課程が一緒になってる大学が多い中で、それぞれが分かれていて、学生を指導されているのは、兵庫県立大学の強みだと思います。
私の母校(他大学)では、母性と助産の先生は合わせて4人でした。母性の先生達で助産も受け持つという感じだったので、実習先には、初日と、中間カンファと、最終カンファの3回来ましたが、それ以外は、毎日、電話でやり取りする感じでした。兵庫県立大学の先生方の普段のお仕事の様子を見て、「こんなに指導してくれるんだ」と、私はすごく驚きました。他大学出身ですが、私も4年間で助産師を取得したので、経歴は一緒です。4年間で取れる大学の中で「指導の厚さが違うところ」は、兵庫県立大学の特色だと思います。この大学で学べてよかったこと
大学院の同期の仲間が多く、大学院の修了生も多い「院生層の厚さが違う」
私は専門看護師の資格を取るために、この大学院を選びました。この大学院には、専門看護師を目指す同期の仲間がたくさんいて、良かったと思っています。がん看護、小児看護など、実習はそれぞれ別の病院に行きますが、大学に戻ってきた際、困っていることなど、話し合いをするのがとても楽しかったです。看護理論などの共通科目を一緒に受講する中で、何年も看護師として働いて大学院に戻ってきた人たち同士で、みんなの持っている看護観や考え方の違いに触れることができました。講義の中で、今まで自分たちが勉強してきたこと、経験を積んできたことが、全然違っていたとか、臨床で何も勉強できていなかったとか、挫折も共に味わいながら、多くの仲間と切磋琢磨できたことが良かったと思っています。
他の大学院では、同じ分野の仲間がいても、他の分野が少なかったり、大学院生自体が少なかったりします。何か困ったことがあると、他の分野の専門看護師を取得した同期の方に相談できるので、横のつながりができたことが、強みだと思います。また大学院の修了生もたくさんおり、同じ領域の先輩専門看護師ともつながりがあります。領域が幅広いこと(横のつながり)と、修了生の先輩とのつながり(縦のつながり)があり、「大学院生の層が厚いこと」がこの大学院で学べて良かった所です。印象に残る授業?実習
自分の個性を知り、自分の臨床看護実践を見つめ直すいい機会
大学院の実習で、ボイスレコーダーを持って実習に行きました。その実習で、患者さんとどのように話しをしたのか、文字起こしをしました。とてもしんどい作業だったんですけれども、私ってこんな風に患者さんと喋っているんだとか、本当はもう少し詳しく話を聞いた方がいいのに、怖がって一歩踏み出せず、聞けてない自分がいるとか。自分の個性を知る意味でも、自分を見つめ直すいい機会で、とても印象に残っています。
中堅看護師になると、先輩から臨床看護実践についてアドバイスいただく機会が少なくなります。教授の先生から「なんでこれはこうしたの」と質問されることで、自分の実践を振り返るいい機会になりました。高校生や後輩に一言
「なんちゃって看護師」だった私が、看護という仕事が好きになり、看護師に魅力を感じられた
私の出身大学は、医学部、薬学部など、色々な医療系学部がある中での看護の大学でした。そこと比べると、兵庫県立大学は「看護とは何か」「看護師として何ができるか」というように、「看護に熱い先生たちが集まっている大学なんだ」とすごく感じました。私は助産師でもあるけれども看護師で、「母性の専門看護師として何ができるのか」 「看護師として何ができるのか」「逆に何ができないのか」ということを学びました。看護という仕事が好きになり、意味のある大切な仕事なんだという認識ができたのは、この大学院で学んだからだと思います。
他大学で学部教育を受けたときは、自分は「なんちゃって看護師」であり、「助産師」というアイデンティティだったんです。でも、大学院を修了してからは、看護の楽しさとか、看護師に魅力を感じるようになりました。「そう感じられる学び」を受けたのだと実感しています。「看護って学問なんだ」と気づいたのも、この大学院に来てからです。なので、看護師の道に進みたい、学びたいと思っている学生にとって、この大学はすごく良い環境だと思います。