医療的ケア児等支援講演会
医療的ケアを必要とする方の声を聴いてみよう――地域で共に暮らすために――
兵庫県立大学看護学部のデジタルヘルスケア?センターの医療的ケア児等支援プロジェクトでは、医療的ケア(※1)を必要とするこどもとその家族の孤立予防を目的として明石市障害福祉課と協働し、保護者交流会の開催や生活ニーズの実態調査(※2)を行ってきました。この度一般市民や地域の医療保健福祉関係者を対象に、調査結果の一部を発表し、医療的ケアを必要とする方の声を聴く機会として、講演会および交流会を企画しました。
この会を通して、医療的ケアを必要とする方の生活や日常を身近に感じ、相互理解が深まり地域共生の意識が高まること、また医療的ケアを必要とする方の家族や支援者が互いに交流することで、気分転換や情報交換の機会となることを目指しています。さらに医療的ケアを必要とする方に対する行政や大学の取り組みについても知っていただく良い機会ですので、ぜひ積極的に御周知くださいますよう宜しくお願いいたします。
※医療的ケアとは、医師や看護師といった医療従事者が行う医療行為(病気の治療など)とは区別し、日常生活に必要な呼吸、栄養摂取、排泄などの医療的な生活援助行為のことを指します。具体的には、痰吸引や経管栄養、気管切開部の衛生管理など、自宅や学校などの医療機関以外の場所で日常的に行われる行為が含まれます。
※明石市の「医療的ケア児実態把握の結果について――医療的ケア児とその家族の生活に関する調査――」結果報告書は、下記のURLで公開されています。
https://www.city.akashi.lg.jp/fukushi/shougai_fu_ka/iryoutekikeaji/icarekyougikai.html
開催日時
2025年8月18日(月) 13:30~16:30 (13:00受付開始、プレス様専用受付あり)
※後日オンデマンド配信あり
開催場所
〒673-8588 兵庫県明石市北王子町13-71
兵庫県立大学看護学部 明石看護キャンパス 講堂および多目的ホール
イベント内容
13:30~15:20 講演の部
開会挨拶
丸谷聡子明石市長、坂下玲子兵庫県立大学副学長
第一部 当事者の声を聴いてみよう
- 看護学生企画 医療的ケアを必要とする方の日常(仮)
兵庫県立大学看護学部4回生有志(動画等15分)
※医療的ケアを必要とする子どもの学校の様子や、18歳以上の医療的ケアを必要とする人の生活の様子を取材し、一般の方に知ってもらいたい内容を学生が動画にまとめて発表します。 -
医療的ケア児の声を聴いてみよう
(太田メリサさん、明石養護学校小学部3年生)(15分)
※呼吸器をつけて車いすで小学校に通っています。iPadを自分で操作し、自分の思いを伝えます。 -
医療的ケア者の家族の声を聴いてみよう
肢体不自由児者父母の会副会長 伊藤文子さん)(15分)
※医療的ケアを必要とするお子さんを育て上げたお母様が、18歳を迎える際のご家族のご苦労について語ります。
休憩 (約20分)
第二部 行政?大学の取り組み
- 兵庫県の取り組み(10分)
兵庫県医療的ケア児等支援センター
看護師?保健師 岡澤明砂 - 明石市の取り組み(10分)
明石市障害福祉課 医療的ケア担当課長?保健師 服部陽子 - 大学の取り組み(15分)
看護学部デジタルヘルス?センターの取り組み(5分)
センター長?教授 川崎優子
医療的ケア児者等支援プロジェクトの取り組み(10分)
プロジェクトリーダー?准教授 大村佳代子
講演の部終了の挨拶
看護学部 学部長?教授 森菊子
休憩 (10分?移動)
交流の部 15:30~16:30
第三部 当事者?支援者交流会 (サイエンス?カフェ形式)
司会進行 教授 古川惠美
閉会宣言
地域ケア開発研究所 所長?教授 林知里
詳細
別添チラシのとおり
問い合わせ先
ご参加くださる記者様におかれましては、7月31日(木)23:59までに、看護学部デジタルヘルスケア?センター事務局宛(担当杉浦:satomi_sugiura@ofc.u-hyogo.ac.jp)に、「取材?撮影許可願い」を送付してください。
同時資料提供先
明石市障害福祉課からも同日同時刻に記者提供されます。